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国宝の薬師寺東塔、屋根下の木材など損傷(産経新聞)

 約1世紀ぶりの解体修理に向けた調査が行われている薬師寺(奈良市)の東塔(国宝)の劣化状況が1日、報道陣に公開された。各層の屋根下に組まれた木材などが激しく傷んでいる様子が明らかになった。

 東塔は高さ約34メートルの三重塔で各層に裳階(もこし)と呼ばれる飾り屋根が付いている。これまでに塔を貫く心柱が空洞化するなどの劣化が判明しており、県文化財保存事務所が足場を設置して現況調査を進めている。

 塔外側では屋根板を支える「垂木(たるき)」などの木材が風雪で欠けたり腐食したりし、高欄(柵)にも損傷が見つかった。塔頂部の飾り「相輪」では当初約80個あったとみられる風鐸(風鈴)はなく、銅製の軸部には人名など複数の落書きがあることも分かった。

 県文化財保存事務所は今後、部材や劣化状況を調べ、3月に足場を解体。秋から覆い屋を設け、本格的修理に着手する。平成23年夏ごろから解体される方針。

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